標本作成グループ なにわホネホネ団 公式サイト

なにわホネホネ団 &
震災復興支援グループ
東北遠征団

1. 東北遠征団とは

博物館をとりまく人々による、博物館の応援団

「東北遠征団」は、東日本大震災によって被災した地域の博物館とそのスタッフ、そして利用者である子どもたちを、楽しい体験イベントの開催で応援するために集まった、西日本の博物館関係者によるチームです。
大阪市立自然史博物館の標本作成サークル「なにわホネホネ団」のメンバーを中心に、博物館のスタッフ、市民ボランティア、学生、子育てや子どもの支援に関わるメンバーが参加しています。

博物館の支援とは、破損した文化財や標本のレスキューだけではありません。
私たちは教育普及を中心とした、博物館の活動そのものを応援したいと考えています。施設がよみがえる日まで、地域の文化や自然、そして博物館に心を寄せる人たちをつなぐお手伝いをしたい、博物館関係者ならではのノウハウとネットワークを活かし、アイデアにあふれた実践を繰り返しながら、地域博物館の機能回復に向けた支援を継続していこうと考えています。

2021年 追記

2011年の東日本大震災から10年がたちました。 山田町鯨と海の科学館 (岩手県) は2017年に再開館、台風被害やコロナの影響でたびたび休館しながらも力強く頑張っています。 陸前高田市立博物館 (岩手県) は高台移転した駅前に新しい博物館が建設され、現在内部の展示を制作しているところです。
南三陸ネイチャーセンター (宮城県南三陸町) は2020年に旧中学校を改装して再開し、高校生の生物部なども巻き込んで街の自然の研究活動を活発に実施しています。友の会も元気です。

東北遠征団の活動は 認定NPO法人 大阪自然史センター ※ の事業として継続され、毎年現地に訪れ交流を続けています。行けない場合はプログラムやデザインのお手伝いをするなど、これからも関わり続けていきたいと思っています。

※ 大阪自然史センター: 大阪市立自然史博物館友の会を母体に、博物館と市民、自然をつなぐ活動をしています。東北遠征団のメンバーの中には自然史センターのスタッフもいます。

2. 活動内容

どんなことをするの? — 行き先にあわせて作られるワークショッププログラム —

訪れる地域の自然をテーマに、大人も子どもも楽しみながら学べるワークショップをしています。
化石のレプリカに絵具で彩色するプログラムでは、宮城県南三陸町では二枚貝モノティスを、岩手県大船渡市では三葉虫を題材にしました。また、恐竜やアンモナイト(いずれも東北地方から産出したもの)などのはり絵、クロマツに関わりの深い岩手県陸前高田市では松ぼっくりで作るミニクリスマスツリーなども。
その地ゆかりの生き物を扱うことで、子どもたちが自分たちの暮らす地域を「すごいなあ」と感じるきっかけになれば、と思っています。

3. これまでの主な活動

イベントの予告や配付チラシ、当日の写真などが見られます。

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

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