動物の死体に出会ったら

 このページは、ホネホネ団からというより
大阪市立自然史博物館からのお知らせに近い内容です。

 多くの情報を持った動物の死体は貴重な標本となります。大阪市立自然史博物館では、野生動物の死体を標本として収集しています(そうした博物館は各地にあります)。採集者の多くは一般市民の皆さんです。どこかで死体を見つけたときは、可能であれば回収し、まずは地元の自然史系博物館に連絡・相談して下さい。各地域の動物の標本は、その地域に蓄積されるのが一番です。それができない場合、大阪市立自然史博物館に寄贈して下さい。

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イタチ祭りの朝。これらも
市民により回収・寄贈されたもの。
滋賀県産のムササビ


どうやって回収するの?

 死体を見つけても、素手でさわらないで下さい。野生動物の中には人に感染する病気や寄生虫を持っているものもいます。特に、危険な人獣共通感染症を持っている可能性がある場合は拾わないで下さい。
 動物が死にたての場合、宿主を失ったノミダニが新しい宿主(あなたのことです)を求めて毛の上を右往左往していますので注意して下さい。

 拾うときは、ビニール袋を手袋状にするなどして回収しましょう。そして新聞紙やビニール袋で何重にもくるみ、ニオイ・汁・ノミやダニが漏れないようにしっかり口を閉じます。

 ちなみに、ホネホネ団には普段からカバンや車の中に「死体拾いセット」(大小のビニール袋・新聞紙・ガムテープなど)を常備している団員が少なからずいます。

どこに送るの?

 まずは地元の自然史系博物館に連絡して下さい。
 大阪市立自然史博物館に寄贈される際は、下記までお送り下さい。

〒546-0034 大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23
大阪市立自然史博物館 動物研究室 和田岳
Tel:06-6697-6221
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なにわホネホネ団的
死体回収エピソード
---配布チラシ---
おもて面
PDFファイル
440KB
うら面
PDFファイル
356KB

 団員による死体回収実話集です。宅配屋さんに顔を覚えられた男前な女子中学生の「通」な話、路上でタヌキを回収中の警察官に「そのタヌキ待ったあー!」と自転車で立ち向かう学芸員(ホネ顧問)、抱えている死体をさも生きているネコに見せかけて周囲をごまかした団長など、驚きのエピソードをご堪能下さい。
 死体拾いの参考に・・・なるといいんですが。